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発覚まで② [病気]

肺に影があるのがわかる以前の話として。
ここ数ヶ月は、しらふでいる父を見ていない程、実家に帰ると常に酒臭い。
ほんとにひっきりなしに飲んでいて、やることなすこと、全ておぼつかない。
こりゃ、長くはないんじゃないかと思う。
体がどうのという以前の問題で、泥酔してお風呂沸かしっぱなし、おなべ火にかけっぱなし、タバコつけたまま酔って寝てしまう。
このところそんな事件簿を母からしょっちゅう聞いていたので、近々大事故ををやらかすんではないかと心配していた。
娘としては、大事に至る前に、アル中治療でどこかへ監禁してしまったらいいのではないかと思っていた。

だって、今はまだ仕事をしているので、夜9時以降の飲酒はできないという制約がある。

これが、6月末で退職となると、月に今の半分の勤務(月に7日間程度)が継続可能だが、圧倒的に家にいる時間が増える。
休みの日は、際限なしに酒を飲むに決まっている。

母はまだパートをしているので、年がら年中父を監視しているわけにもいかない。

ぜーーーーったいに事故を起こす。

更にいえば、かねてより、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、膵炎で何度かかなり危ない目にあっているし、入院も何度もしている。
不摂生の鏡といえば、父のことだろう。

と、話がちょっとずれてしまったが、とにかくそんな父に発覚した肺の影。

しつこいようだが、今更、肺炎だとか結核だとかの訳はない。
その辺は、かなり自信がある。


さて。
検査結果の日。
母も私も、上記の理由から、絶対に肺ガンであると思っていた。
結果からいうと、この時点では、どの検査からも肺ガンであるという結果はでていない。
が、CTの映像では、肺ガンによくある形の影。
肺ガンを疑って、さらに検査をする方がいいだろうとのこと。

でもって、次は気管から内視鏡をいれて、細胞を採取する検査をするとのこと。

因みに、CT画像での腫瘍サイズは4cm×4cm。
左の肺の上のほう、胸壁っての?に近い部分にありまする。

リンパは、同じ側のリンパに、怪しげなものが2,3有るが、これが生理的な腫れかどうかはわからない。
・・・な~んて、言ってたけど、先生的には、もうどんなものかは予測はついてそうな感じだった。

父は、勝手に早期だと思っているらしく、腫瘍もこれくらい小さければ、自覚症状もないですよね!なんて言ってたが、先生はすごい勢いで「ち、小さい?!」と、怖い顔して聞き返してたのが忘れられない。

私はといえば、この日までに、ある程度ネットから得られる程度の勉強はしていたので、全然早期じゃないだろうな・・・。と思っていたし、肺ガンが、種類によるが進行がとても早いということも知っていた。
なので、あらかた落ち込み尽くして、こうなりゃ、闘うしかない!!という気持ちになっていたが、それでも体の奥から来る震えはとめることができなかった。


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