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そろそろ始動しようかと [余談]

すっかり、さぼっていましたね。
ほんとは、このままサボり続けられれば良かったのかもです。

なんて。
別に、大きく状況が変わったわけではないのですが。

父が肺がんになった昨年から、それなりに色々考えたり、病気についてそれなりに知識を得たりしてきました。かなり、それなりですけどね。

ほんとは、健康食品や代替療法についても色々書きたくて、いくつも下書きをしてみたりしました。

でも、1年たってたどり着いたところは、同じ人間はいないわけだし、個人的な父の体験など書いたところで、読んでいる方がたに該当するわけではないし、なにより色々な状況を考えると誤解などを与えずに書くことが非常に難しい。少なくとも私には。
なんてことで、結局書くのを辞めました。

でも、一つだけ言いたいのは、代替療法、健康食品などは、父の主治医などは、無駄です、全く効果は無いです。というけど。

そこまで言われるようなものではないということ。
インチキ製品ではないとして、免疫を上げるといわれているものは、たいていの人には、きちんと免疫があがるだろう。
免疫が上がることで、いい効果がある場合もある。
(免疫が上がっても、いい効果が無い場合もあるようですが)

とはいえ、それだけに賭けるのは、かなり危険だとも思いました。

でもって、父も今は何もサプリなどは摂っていません。

 

さて。
ここから本題ですが。

術後1年を経過して。

父の病院では術後の検査は半年に一度。
腫瘍マーカーは半年以上調べていない。

父は、もう、肺がん患者であるかもしれないことを忘れているようです。
それくらいの方が、精神衛生上はいいかもですね。

でも、喫煙は相変わらず隠れてしているし。
咳が出続けていても、風邪だろうくらいしか思っていないし。
体重が知らぬ間に1.5キロ減っていてもなんとも思っていない。
すっかり自己管理ができなくなっています。


次の検査は12月です。

こんなんじゃあ、しのびよる再発の足音を聞き取ることなんてできやしないと思うのです。
気づいたら、奴に肩をがしっとつかまれてしまったってことになりかねないのです。

そんなに甘い病気ではないはず。

そう。
ここ1月ほど、夜間に酷い咳が続いて眠れないとのこと。
体重も1.5キロ減。
レントゲンでは、肺炎などの所見はない。
でも、先日は声も嗄れていました。

咳の原因は不明のまま。

安易ではありますが、そんな状況から再発かもしれない!
って思うのは、やはり癌を患った家族特有の心境ですかね。

もちろん再発ではないかもしれない。

でも、次の検査は12月。


ということで。

そろそろここらで、父に現実を見つめてもらいたいと思います。
術後の補助療法も途中でやめていることだし。

自己管理も甘くなってきていることだし。


今何かやっておけることがきっとあるはず。

この1年、色々勉強した結果、「再発したら、絶対この先生!」と決めていた先生に、セカンドオピニオンを貰うことにしました。

来週行ってくる予定なので、その事はまた後日アップしますね。


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カラス [余談]

完全に余談ですが、重い話題が続いたので軽い話題を。

父の細胞診断の結果を聞きに、病院へ向かう坂道。
梅雨はまだあけないが、この日は天気はよく、
坂道の両側には、長く伸びた幹のうえに、
立派な緑の枝葉を広げる木々が立ち並ぶ。

夏の日差しが葉に透けてみえ、鮮やかな緑のトンネルを作っている。
木陰なので、坂の上から吹いてくる風が爽やかだ。

先日、父が私に本を貸してくれた。
といっても、病院の図書館の本だが。
全盲の方が書いた本で、その方は、鳥の囀りで失った空間、景色、季節を感じることができるようになったという。

そんな本を、たった今乗った電車で読み終えたばかりだったので、
下りてすぐにその坂道を登った私は、もしかして、こんなとこにも鳥がいるかな?
と耳を済ませてみた。

チーチーと、私にはもちろん何の鳥か一切解らないが、確かに鳥の声。
へ~~。なんて、ちょっと新鮮。
一気に、緑のトンネルから、大森林の真っ只中にいる気分になった。

更に、歩きつつ耳をすませる。

ぐえぇぇぇ

???

なに、この不細工な声。
と、声の方を振り返ると、カラス。
なんだ、カラスか。

と、再び歩き出す。

 

10秒ほど歩いたろうか。

ガスッ!!!


と、頭に衝撃が!!

そして、黒い影が私の頭から舞い上がる!!

うっそ~~~~!!!

いった~~~~い!!!

怖い~~~~~~!!!!

え?え?どういうこと?
軽くパニック。

だけど、なんともないフリをして歩く。

 

カラスに蹴られました。
ドキドキドキドキ。

さっきまでの大森林のイメージはどこへやら。
慣れないことはするもんじゃない。

すぐ後ろに日傘を差したお姉さんが歩いてる。
このお姉さん、なんて思ったろう・・・。

道の反対側の工事してるオジサンたち、笑ったか??

して、カラスは?

恐る恐る振り返ると、
不細工とはなんだ!!ざまぁみろ。
と、こちらをせせら笑っている、ような気がする。
不細工な声!と思った私の心を読んだか?

いやだ~~~。怖い~~~~。


でもって、このカラス。
なんと、さらに恐ろしいことに、後をつけてくる!!

こちらが5m進むと5m向こうも違う枝へ飛び移ってくる。

え~~~~~!!!!
狙われてるの????
次どうするつもり~~~???

怖いよ~~~~~。

日傘のお姉さん、私を気遣ってか、ぴったりくっついて早足で歩いてくれてる。
お願い、一緒にいって~~~。

そこから大通りに出るまでの数十mがほんとに長かったです。


弟が、以前新宿で夜のお仕事をしていた時期があり、朝方歌舞伎町でつっ立ってたらカラスが
頭に止まったっていっていて。
大笑いしたもんだった。

自分もなるとは・・・。

恥ずかしいし、痛いし、何より怖かった~~~~。

カラスめ~~~!!

その後、その本を貸してくれた父に会うのがちょっと恥ずかしかった。
バードリスニングしてたらカラスに蹴られたなんて・・・。
口が裂けても言えないなぁ。


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